飲食店のGoogle ビジネスプロフィールが停止されるケースと対処法
Google ビジネスプロフィールが停止された時の対処法とは?
飲食店に多い停止ケースや停止からの回復方法についてご説明します
※2023年7月の情報をもとに記載しています。最新の内容とは異なる場合がありますことをご了承ださい。
目次
はじめに
Google ビジネスプロフィールでは、ガイドライン違反などがあるとプロフィールを停止されることがあります。この状態では、ユーザーにお店のビジネスプロフィールが表示されず、集客力が下がってしまう恐れがあります。
こうした事態を防ぎ、また万が一プロフィールが停止されてしまった際は早急に回復をリクエストするために、「飲食店に多いビジネスプロフィール停止の原因」や「再開をリクエストする方法」について、Google の公式ガイドラインに基づいてご紹介します。
この記事は下記のような飲食店様におすすめです
・Google ビジネスプロフィールが停止されてしまったが、修正箇所や方法がわからないお店
・Google ビジネスプロフィールが停止されないように、前もってガイドラインに従って設定しておきたいお店
停止の原因①「店名」がガイドラインに違反している
飲食店のGoogle ビジネスプロフィールが停止された場合、考えられる理由の1つ目は店名がガイドラインに違反しているケースです。以下のような点をご確認ください。
店名と関係ない文言を入力している
「レストラン エビソルー恵比寿駅西口徒歩1分」、「レストラン エビソル(公式サイト○○○.com)」などの店名に関係ない補足情報は追加できません。また、「所在地情報(地名)」や「出店先情報(施設名)」なども正式名称に含まれない場合は登録できません。
「RESTAURANT」など、すべて大文字の英単語を入力している
店舗の名称であっても、すべて大文字の英単語は使用することができません。Restaurantなど小文字が入った単語、EBISOLのような「英単語」としては存在しない店名などは登録可能です。
チェーン店などで店名の後に「○○店」と入力している
日本においてアカウント停止されるケースはまだ稀ですが、「レストラン エビソル 新宿店」のような表記も今後のGoogle の方針次第で注意が必要です。
Google ビジネスプロフィールのガイドラインでは、同一国内のチェーン店は同じ名称にするよう規定されています。実際にGoogle USAでメジャーなチェーン店を検索すると、多くの場合Google ビジネスプロフィールは「全ての店舗が同じ店名」で表示されます。
※今後もしこの表記が規制対象となった場合、「〇〇店」の表記を残すか否かについては「店舗看板での記載有無」が判断基準になる可能性があります。Google が店名について公式見解で、「看板に記載している名称」の使用を推奨しているためです
停止の原因②「ビジネスの説明」がガイドラインに違反している
飲食店のGoogle ビジネスプロフィールが停止された場合、考えられる理由の2つ目が「ビジネスの説明」でガイドラインに違反している」ケースです。以下のような点をご確認ください。
リンクや電話番号を記載している
ビジネスの説明欄には、リンクや電話番号は含めることができません。
予約のリンクや電話番号はGoogle ビジネスプロフィール内に別途記載する場所があるため、1つのページ内で情報が重複してしまいます。
同様の理由から、「投稿」機能などの自由に記載できる部分に関しても、電話番号などの記載はできないものと考えてください。
「期間限定ドリンクすべて半額!」のように、キャンペーンを過度に強調している
「ビジネスの説明」はユーザーにどんなお店かを伝える項目のため、割引や特典など、特に一時的な内容の強調は不適切と判断されます。
一方で「いつでも全品均一価格」などの表現は、恒久的なお店の特徴であることから、価格に関する表示でも規制対象にはなりにくいです。
その他Google ビジネスプロフィールが停止される原因
「投稿」でアルコールに関して過度に言及している
飲食店の業態上ある程度の写り込みは仕方ないものとしてポリシー内でも理解を示していますが、Google は公式にアルコールを規制対象のコンテンツとしています。
そのため、あまりにもアルコールに焦点を当てすぎた投稿はポリシー違反として認識される可能性があり、控えた方が良いでしょう。(タバコ・喫煙に関しても同様です)
「クチコミ」の運用でガイドラインに違反している
クチコミは、原則ユーザーの実体験に基づくものとされています。対価を提供することはできません。
そのため、「自作自演」や「店舗スタッフによる投稿」が規制されるのはもちろんのこと、店舗で「クチコミのお礼に一品プレゼント(10%割引)」などの対価を提供することもガイドライン違反になり、最悪の場合ビジネスプロフィールの停止といったペナルティの対象となります。
住所がガイドラインに違反している
住所は誤りがないようにするだけでなく、「部屋番号は住所2に記載」「正式な住所以外は入力しない」などの一般的なガイドラインに則って登録してください。
停止されたGoogle ビジネスプロフィールを回復させる手順
Google ビジネスプロフィールの停止は、一度目であれば多くの場合修正・申請によって回復させることができます。以下ではその手順について解説いたします。
※停止されたGoogle ビジネスプロフィールの回復リクエストは、「一度しかできない」と考えて慎重に行ってください。2回目の停止に対する回復リクエストは非常に困難です
①Google ビジネスプロフィール停止の原因を探し、修正
Google からの通知や上記で紹介した主な原因などを参考にしていただき、まずはお店のGoogle ビジネスプロフィールが停止された原因を探します。
違反している箇所が見つかった場合、Google ビジネスプロフィールにログインして情報を修正してください。
②回復リクエストページから申請
回復リクエスト専用の公式ページにアクセスし、修正状況に合わせて質問に答えていきます。虚偽の選択はしないでください。
その後問合せフォームが表示されるので、入力項目を埋めて送信します。
③審査完了まで3営業日程度待つ
3営業日経過しても返答がない場合は、Google からのメールに返信する形で問合せを行います。
※返答がない場合に「同じ回復リクエストを再送する」のはお控えください。現状以上に遅れが生じるなど、審査に悪影響を及ぼします
④拒否された場合
拒否された場合は、Googleから受け取ったメールに
- 店舗を正面から写した写真
- 事業運営の概要
を添えて返信します。
※「店舗を正面からうつした写真」は、店舗名が書いてある看板などが映ったブレなどのない写真を使用してください。可能であれば、今現在の写真を改めて撮影してください
※Googleは公式に「事業運営の概要」を添えてくださいとしていますが、この概要は可能な限り丁寧に記載することをおすすめします。特に、Google ビジネスプロフィールに基本情報として登録する項目などは漏れなく記載してください
まとめ
Google ビジネスプロフィールは、丁寧に運用することで飲食店に大きな集客効果をもたらす便利なツールです。
アカウントの停止が起こらないように、また起こってしまった際は早急に対応できるように、ガイドラインをしっかり把握してお店の商売繁盛にご活用ください。
「Google ビジネスプロフィール」活用のために
Google ビジネスプロフィールの各種設定方法については、下記のページにて画像付きで解説しています。お店のご状況に合わせ、必要なページをご活用ください。
「Google ビジネスプロフィール」各項目の設定方法についてご紹介
・開設とオーナー確認
・店舗情報
・写真掲載
・メニュー情報
・属性と説明
・投稿機能
・クチコミ管理
・無料ウェブサイト作成機能
・予約リンク設置
・ビジネスプロフィールが停止されるケースと対処法
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