週次予約数推移
【Press release 2020-08】【エビソル飲食店予約推移・7月度(6/29〜8/2)】
プレスリリース
- 週次予約数推移
飲食店向け予約管理システム「ebica」を運営する株式会社エビソル(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田中 宏彰、以下、エビソル)は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策に伴い大幅に自粛営業を余儀なくされている飲食店の厳しい状況を知っていただくことを目的に、全国の飲食店を対象としたアンケート(※1)と飲食店の前年対比の予約状況(※2)を公開しております。本日は飲食店の予約状況について、新たに2020年6月29日〜8月2日の5週間分を更新した7月度のレポートを公開します。
7月の飲食店予約数、一時前年比7割まで回復したものの最終週には再び5割程度まで減少
〜東京ではカラオケ店と一部の飲食店に対して営業時間短縮を要請するなど、お盆に向けても厳しい状況は変わらず〜
飲食店の予約推移に関する調査サマリ
・<全国>7月上旬から新規感染者数が増加するのに伴い、回復傾向にあった飲食店の予約ベースの客数が再び減少トレンドに。第3週では4連休の影響もあり一時前年比70%まで回復するも、最終週では再び減少トレンドになり前週比▲18%、前年比で▲48%となる。5月に行った調査では黒字化するには前年比で70%以上の客数が必須という調査結果を得ており、7月3週目は回復基調にあったが、最終週で再び大きく下回る結果となり、先行きの不透明感が鮮明になる。
・<大阪>大阪でも全国と同じく、6月まで上向きだった予約数が7月最終週には対前年増減比▲52%と、6月に対して20%以上減少。大阪府では第二波の認識を示し、8月1日より5人以上の飲み会への自粛を、6日よりミナミ一部エリアの飲食店に対する営業時間短縮を要請したことから、8月は厳しい状況になることが予測される。
・<東京>東京では7月以降、陽性者の人数が連日三桁を超えたことから飲食店への警戒感も強まり予約者数の状況は低水準となる。6月最終週に50%程度まで回復を見せたが、以降、4割程度の予約数となり厳しい状況が続く。8月3日からは一部飲食店に対する営業時間短縮が要請されることから更に厳しい状況が続くと想定される
全国の飲食店に対して実施したコロナ禍における売上と新業態に関するアンケートの調査結果(6/9更新)はこちらからご覧いただけます。
https://www.ebica.jp/news/press/weekly-rsv20200608/
■エビソル飲食店予約推移・7月度(6/29~8/2)
<全国:対前年増減比▲48%(前週比▲18%)>
新型コロナウィルスのPCR検査体制が整い、1日あたり検査件数が増えたことにより、新規感染者数も増加。感染者数が増加するのに伴い、回復傾向にあった飲食店の予約ベースの客数が大きく減少傾向に。7月第3週の4連休を含む7月20日週においては、一時前年比7割まで予約数が戻ったものの、最終週には対前週増減比▲18%と前年比で5割程度まで減退。
対前年比予約数において、5月からひと月で30%以上回復した6月に対して、7月は逆に10%以上減少しており、客足の回復に向け努力を続けていた飲食店にとって厳しい結果となります。5月に行った調査では、黒字化するには前年比で70%以上の客数が必須という調査結果を得ており、7月3週目に到達し回復基調にありましたが、最終週で再び大きく下回る結果となり、先行きの不透明感が鮮明になります。
<大阪:対前年増減比▲52%(前週比▲19%)>
大阪では、7月中旬以降1日あたりの感染者数最多の更新が続き、大阪府が第二波の認識を示すなど、再び感染拡大防止に向けて警戒感が高まっています。府では、8月1日〜20日まで5人以上の飲み会の自粛を要請しており、8月6日〜20日まではミナミの一部エリアにおける接待を伴う飲食店などの営業時間の短縮を要請することを発表。飲食店へのネガティブな影響は避けられないと想定されます。
大阪における飲食店の予約ベースの客数は、全国同様上向きになりつつあった6月に対して、7月は再び減少傾向に。4連休を含む7月20日週には対前年比67%(前週比+8%)まで増加しましたが、最終週である最新の7月27日週のデータでは、対前年比48%(前週比▲19ポイント)と大きくマイナスに転じ、7月全体でも6月に対して20%以上減少するなど、8月に向けて期待感を失ってしまうような状況となりました。
<東京:対前年増減比▲59%(前週比▲6%)>
東京における7月の飲食店の予約数では、感染者数が増加していったことも影響し低水準にありました。一方で、全国(対前年比▲48%)、大阪(対前年比▲52%)と比べ前年比の予約数は▲59%と最も少なく、いまだ前年比4割程度の客数と特に厳しい状況が続いています。
また8月3日より、酒類を提供する全ての飲食店と、酒の提供の有無にかかわらず全てのカラオケ店に対して、8月末まで営業時間を22時までに短縮するよう要請。協力金として20万円の支給が用意されているものの、お盆シーズンに向けて感染防止策を準備して営業を続ける飲食店にとってさらなる影響は避けられないという見方が多く、非常に厳しい状況が想定されます。
【調査概要・結果をご覧いただく際の注意事項】
調査期間:2019年12月30日〜2020年8月2日
調査対象:「ebica」および「グルメサイトコントローラー」をご利用の全国約4,000店舗
実施機関:株式会社エビソル
※2:予約管理システム「ebica」および「グルメサイトコントローラー」で全ての予約を一元管理している全国約4,000店舗の前年対比の予約状況
※契約店舗1店舗あたり、1週間における平均予約数を算出。
※ISO WEEKカレンダーの定義に沿って、前年同週対比となります。
※本報道発表資料に記載されている会社名および製品・サービス名は、登録商標または商標です。
※本報道発表資料に記載されている内容、製品、仕様、問い合わせ先およびその他の情報は、発表日時点のものです。これらの情報は予告なしに変更される場合があります。
本件に関するお問合せ先
株式会社エビソル 広報担当
電話:03-4405-4041
FAX:050-3156-3971
メール:info@ebisol.co.jp