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コロナ禍で飲食店が予約を増やすために打つべき対策とは【後編】

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コロナ禍で飲食店が予約を増やすために打つべき対策とは【後編】

前編では、新型コロナウイルス禍の今、飲食店が予約を増やすためにできることとして、ネット予約の強化、安心・安全を伝えるウェブサイトの構築について紹介しました。さらにできることとして、電話対応の強化やキャッシュレスの導入が挙げられます。

電話対応の強化

ネット予約やウェブサイトの構築などの対策強化の他に、電話対応の強化も実は重要になっています。 新型コロナウイルス禍では、自分がウイルスを運んでしまうかもしれないという心配も含め、飲食店を利用する際のお客様の不安はかなり大きくなっています。 そのため空席確認だけでなく、予防策がきちんと店舗側で行われているかという確認の電話も多くなっているのです。

しかし、電話対応で不安を払拭したいと考えるお客様に対応する必要が増加している一方で、営業時間が短くなっている今、スタッフの常駐している時間も短くなっているはずです。 また、店舗が忙しい中、お店に電話をかけることを申し訳ないと思っているお客様も多くいることがわかっています。

そこで今、注目を浴びているのがAIによる電話対応です。 予約対応はもちろんのこと、お客様の希望時間が満席だった場合、他時間の案内などもAIが行ってくれるため、スタッフは予約以外の特別なご要望や不明点などに答える対応に専念できます。電話対応への時間を削減でき、業務効率化を進めることが可能となるのです。

AIというと遠い未来の物という感覚を受ける方もいるかと思いますが、まるで人が対応しているかのような対応をしてくれ、飲食店でも簡単に導入できるものも登場しています。一度、検討されてみてはいかがでしょうか。

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キャッシュレスの導入

日経新聞(1月12日号「キャッシュレス利用6割」参照)の郵送世論調査によると、2019年調査では59%の人がキャッシュレス決済を利用したことがあると回答、2018年の調査と比較すると約20%も利用者が増加していることがわかりました。

新型コロナウイルス禍では、現金の受け渡しによる感染拡大を避けるため、キャッシュレス決済を推進している店舗が増える中、利用者も増えています。 現在では、クレジットカードの他、デビッドカード、電子マネー、スマホ決済、QR・バーコード決済など、さまざまなキャッシュレス決済があり、利用者にとってもより身近に感じられる決済方法となっているため、今後さらにキャッシュレス決済の利用者は増加の一途をたどるでしょう。 店舗側にとっては、キャッシュレスを導入することで少子高齢化による人手不足にも対応できます。

さらに日経新聞の同調査では、「訪日外国人の7割がクレジットカードが使えればもっとお金を使った」と回答していることもわかっています。 新型コロナウイルスが収束し、インバウンド強化を行える状態になった際にも、有効な対策となること必至です。 お店にとっては、集客面、人手不足対策の面からも、キャッシュレス対応は必須となるでしょう。

電話対応の強化、キャッシュレスの導入も、ネット予約の強化、安全を伝えるウェブサイトの構築とともに、新型コロナウイルスに悩まされている今だけでなく、収束してからも業務効率やお店の集客力を高めるために有益となりえる対策です。 検討だけでも始めてみてはいかがでしょうか。

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